本日、8月29日の深夜1時30分からはビーチサッカー日本代表が初のワールドカップ決勝に臨みます。
ビーチサッカー日本代表のW杯過去最高成績は2005年と2019年大会の4位ですが、今回の決勝進出はそれらを上回る大快挙です。
前回大会MVPでもあり、今大会で監督も兼任する茂怜羅オズ選手を中心に、日本代表はここまで強豪国と激戦を繰り広げてきました。
この記事ではFIFAビーチサッカーワールドカップ ロシア2021での日本代表の決勝までの戦いぶりを振り返っていきます。
グループステージ第1戦 日本vsパラグアイ
グループステージ初戦はパラグアイと対戦しました。
先制したのはパラグアイ。
FKで1点目を決められると、日本は再びFKで失点してしまいます。
2点目はタイミングを外されるトリッキーなボールで、弧を描いたループシュートでした。
その後も3点目を決められますが、オウンゴールで1点を返すと、フットサルでいうセカンドポストのような得点で1点差に追いつきます。
再び点差を広げられ日本2-4パラグアイとなりますが、そこからは日本のゴールラッシュ。
3点ビハインドでしたが、最終的には3点差をつけ日本7-4パラグアイと初戦を飾りました。
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グループステージ第2戦 日本vsアメリカ
グループステージ第2戦の相手はアメリカ。
遠めから放たれたアメリカのオーバーヘッドシュートで先制点を奪われた日本ですが、相手選手とボールの間に体を入れて上手く奪った奥山選手がトゥーキック気味のシュートを決め、追いつきます。
つづけて日本はカウンターから相手DFと2対1の場面を作り出すと、茂怜羅オズ監督権選手が強烈なシュートを突き刺します。
その後、日本はPKで追加点を挙げますが、ここからアメリカも食い下がります。
クロスバーに当たったシュートのこぼれ球を日本ゴールに叩き込み1点を返すと、再び引き離した日本に対し、右サイドからのシュート気味のパスをゴール前に通し1点差に追い上げます。
しかし、ここでタイムアップ。日本4-3アメリカとなり、日本は決勝ラウンド進出を決めました。
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グループステージ第3戦 日本vsロシア
グループステージ第3戦は開催国のロシアです。
ロシアはウィンタースポーツ(アイスホッケーや室内で天候に左右されないフットサル)が強いイメージがありまして、正直なところビーチサッカーのイメージはなかったのですが、前回のW杯では3位になったりと、どうやらビーチサッカーも強いようですね。
試合はオウンゴールにより日本が失点すると、その後はロシア怒涛のゴールラッシュ。
相手GKにもシュートを決められ、日本1-7ロシアという大差で敗れました。
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準々決勝 日本vsタヒチ
2位で決勝ラウンドに進出した日本は準決勝でタヒチと当たりました。
相手のオウンゴールで今大会初めて先制すると、その後、PKを得た日本がリードを広げます。
しかし、タヒチのシュートがペナルティーエリア内の山内選手の手に当たると、PKで1点を返されます。
さらに、タヒチは右サイドのカットインから左足シュートで同点に追いつき、つづけてシュート気味のパスでオウンゴールを誘発し勝ち越します。
しかし、日本もキックオフから展開したボレーシュートを放つとはワンバウンドしたボールがゴールネットを揺らします。
同点に追いついた日本は延長戦で再びリードしますが、タヒチも同点に追いつきます。
最後は日本のオーバーヘッドシュートが決まり、日本5-4タヒチで勝利し、2大会連続のベスト4進出を果たしました。
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準決勝 日本vsセネガル
準決勝の相手はブラジルを下して勝ち上がったセネガル。
セネガルは2019年大会ではベスト8という結果を残しています。
先制点は日本でした。ペナルティーエリア内での日本のオーバーヘッドシュートを相手選手が邪魔をしたため、日本にPKが与えられました。
このPKを冷静に決めましたが、その後、セネガルに追いつかれてしまいます。
しかし日本は攻撃の手を緩めず、オーバーヘッドシュート、ヘディングシュートなどが決まり、終わってみれば日本は5-2でセネガルを下しました。
相手の身体能力は脅威でしたが、守備の隙をつき得点を量産、初の決勝進出を果たしました。
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決勝 日本vsロシア
そして決勝の相手は、グループステージ第3節で1-7と大敗した開催国ロシアです。
ロシアは前回大会の3位決定戦で負けている相手でもあり、再び大一番での再戦となります。
J SPORTSで放送されますので、興味ある方はご覧になってみてください!
8/30(月) | 1:17~4:47 | J SPORTS / J SPORTS オンデマンド | [決勝] 8/30(月) 1:30キックオフ(日本時間) ロシア vs 日本 |