クラシック音楽 を説明する上で欠かせない物が楽器です。
まず、クラシックがどんな物なのか?魅力は何かを知る為には、こちらのページをご覧下さい。めちゃくちゃわかり易く解説しています。
クラシック音楽 で気になる楽器の種類は?
そうしてオーケストラの魅力や楽しみ方が分かったら、気になるのは楽器の種類でしょう。
「ヴァイオリンとかフルートとかピアノがあるのは分かるけど、みんな何しているの?」
みたいな印象の方が多いのではないでしょうか。
実は、オーケストラ楽団にはピアノ担当者はほとんどいません。
オーケストラ、いわゆる管弦楽は『管楽器』『木管楽器』『金管楽器』『打楽器』からなる音楽ですが、ピアノは専用の曲(ピアノ協奏曲など)を演奏する時にだけ、外注します。
なぜなら、クラシック音楽はピアノを使う楽曲があまり多くないからです。
その理由は後述します。
オーケストラの映像を見て、みんな何の楽器を使ってどういう演奏をしているのか理解が出来れば、よりクラシック音楽を楽しむ事ができるのではないでしょうか。
オーケストラの楽器の種類
弦楽器…弦で弾く楽器。ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、コントラバスなど…
木管楽器…木管を吹く楽器。クラリネット、フルート、オーボエ、ファゴット、サックスなど…
金管楽器…金管を吹く楽器。トランペット、トロンボーン、チューバなど…
打楽器…打って音を鳴らす楽器。ティンパニなど…
の4種類で構成されます。
配置は、今の時代のオーケストラは、ざっくりこの様な形で並ばれます。

演奏の種類や代償はあるでしょうが、大まかにはこんな感じの配置です。
どうですかね。全然分からないですよね?そうなんです。オーケストラのややこしい所は、楽器の多さと似ている名前が多い所にあります。文字で言われてもピンとこないし、ハリー・ポッターの登場人物の方がよっぽどわかりやすいです。
関係ないけど、あれだけわかりやすいのは何で何でしょうね?
ハリー・ポッター、ロン、ハーマイオニー、ダンブルドア、スネイプ…見た目や役職のイメージと名前が合っているんでしょうか。その話もまた後日出来れば。
とりあえず、分かりやすい覚え方を考えました。文字でわからない場合は、キャッチフレーズが有効です。そこで、パッと入ってきやすい様にそれぞれにキャッチフレーズをつけてみました。
弦楽器・四天王
オーケストラの前方・指揮者を囲む様に位置する弦楽器は大きく4種類に分けられる。
最小のコンサートマスター・ヴァイオリン

ヴァイオリンが弦楽器の中で最も小さく、高音域を出す楽器です。その華やかな音色で人気も高く、ヴァイオリンを弾くリーダーがオーケストラのコンサートマスターとして指揮者が倒れた場合に指揮を務めたりもします。
ヴァイオリンの頼れる兄・ヴィオラ

パッと見、ヴァイオリンと違いが分かりづらいですが、ヴァイオリンより一回り大きいサイズになっています。
同じく高音域で活躍しながら、周りの楽器の音を引き立てるサポートもしていきます。天才の弟をサポートする兄。男女は違えど、浅田真央ちゃんと浅田舞さんの様な関係ですね。
脚付き低音キャノン砲・チェロ

チェロよりさらに大きく、持つ事ができない分エンドピンと呼ばれる棒を床に立てて低音部を演奏するチェロ。
その姿はまるで低音を打ち鳴らす大砲の様。
自分のペースを崩さず、他の人の様子を見ながらどっしり構えた演奏でヴァイオリン・ヴィオラをサポートしていきます。
さらに、自ら攻撃に打って出る事も可能。その低音は人々の心を打ち砕くでしょう。
低音大巨人・コントラバス
自分の身長以上もある大きさのコントラバス。
その形はヴァイオリンをそのまま大きくした様子。こちらは低音どころか暗めの音を鳴らす事が出来る。
起源は、はるか昔。ヴァイオリン一族が人体改造薬品を注入され、突然変異してしまった大巨人ヴァイオリン集団がいた。彼らは優しく華やかなヴァイオリンの心を持っていたが、声が低くなり、村人から疎まれ、迫害され、ひっそりと森の中で暮らしていた。
ある日、それを見つけた1つのオーケストラ楽団が「その低音にこそ魅力があるんだ」と説得し連れてきたのが始まりと言われていない。
弦楽器の事はわかりましたか?
次回は木管楽器FIVEの覚え方を紹介していきます。
[…] […]