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【完全解説】 カバディ とは?ルール 魅力 面白さ アニメ キング・オブ・スポーツカバディ

皆さん、 カバディ を知っていますか?

「スポーツ?遊び?」

「『カバディ、カバディ…』って言いながら動くやつでしょ?」

「ネタスポーツでしょ?誰もやってないし、興味ない」

カバディの印象は、思いつく限りそんな物です。

日本の競技人口が300人程度のマイナースポーツであるが故、ルールすら知られていない、謎に包まれたとも言えるスポーツ“カバディ”。

カバディはインドの国技であり、プロリーグもあるほどの熱狂ぶりを見せています。テレビ中継もされ、観戦する観客は大盛り上がり。エキサイトしてスタンディングオベーションになる事も。

そう、実はめちゃくちゃ熱くて面白いスポーツなのですが、マイナースポーツであるが故に、日本では知らない人がほとんど。実に勿体無い。

この記事では、細かいルールや用語を解説するつもりは一切ありません。キャントを唱えながらレイダーがボーナスラインを超えてアンディをタッチして…など専門用語をいきなり羅列しても分からないし、興味も無いでしょう。

サッカーを知る時にオフサイドを最初に教える様なものです。決まり事の様なルール説明なんかは後でいくらでも理解出来るし、最初は『どう見たら面白いのか』を説明します。

僕はカバディを知った時に「ああ、こんな面白いスポーツがあったのか」と感動しました。そこで、誰もがすぐに魅力がわかる様に説明していきます。

【 カバディ を一言で表すと、フィールドが限定された鬼ごっこ】

フィールドを使い、相手の陣地に入っていき、タッチして自分のフィールドに戻っていく。

言うなれば、鬼ごっこを室内で競技化したのがカバディ。

見所は、タッチするかしないか。その1点だけ。

これを理解出来ればOK。それだけで十分楽しめるスポーツです。

【チームの人数は?】

7対7のチームで対戦します。

オフェンスは1人で行い、ディフェンスは全員で行います。(便宜上、ディフェンス・オフェンスという表記にしていますが、レイダー、アンティという呼び方があります)

【ポイントの入り方は?】

カバディは、狩りで獣を追いかける時に生まれたスポーツと言われており

獣=オフェンス。

ハンター=ディフェンス

と例えられています。

オフェンスがディフェンスをタッチし、自分のフィールドに戻れたら1ポイント。ディフェンスは、オフェンスを捕まえ、フィールドへ戻さなかったら1ポイント。そしてオフェンス、ディフェンスは交互に行っていきます。

つまり、たった1人で相手集団の陣地に乗り込み、相手を斬り倒し自軍に戻る。それを阻止するハンター達。

1人の獣と複数のハンター達の攻防が、カバディ。

狩りを進化させた、『集』対『個』の合戦にも通じるスポーツなのです。

そんなカバディには、他のスポーツにはない独特なルールがあります。

【えっ、BLじゃん!? カバディ は独自ルールが面白い】

マイナーなスポーツの仲間といえば、クリケット、セパタクロー、ペタングなど…マイナースポーツは有名スポーツのルールを亜流にアレンジし、別のスポーツとなる物が多い。

クリケットは野球をモチーフにしてボールにバットを当てて走る競技。セパタクローはバレーを足でやる競技。ペタングはゲートボールの様に目的の場所にボールを狙う競技。

そんな中、同じマイナースポーツ カバディ は、どのルールにも当てはまららないオリジナリティ溢れるルールであり、その独自のルールが面白いです。そこで独自ルールを1つずつ紹介していきます。

オフェンスは「 カバディ 、カバディ」と言い続けている間だけ攻撃可能。

ここが、所謂“カバディのカバディたる所以”。

オフェンスは「カバディ」と言い続けなければならないから、肺活量がある人ほど戦う時間が長くなるのです。

「これ秒数じゃダメなの?審判はずっと声を聞いているの?」

と疑問に思うかもしれない。でも、もう少し考えれば、実に理にかなっているルールです。狩りのスポーツなので、肺活量(スタミナ)のある人ほど多く攻撃できるのは当然です。バスケットの様に、24秒以内にシュートを打たなければいけないルールより納得できます。

ちなみに、カバディという言葉の理由は、実は意味がわかっておらず、誰も知らない。

ディフェンスのフォーメーションは、隣同士の2人が手を繋いでいる。

 カバディ イラスト

ディフェンスは、イメージ図の様に、腕を掴んでいます。これはチェーン、つまり鎖をイメージした、カバディディフェンス独特の型。こうする事で、オフェンスを左右から囲いやすくします。

7人の場合、2人、2人、2人が手を繋ぎ1人が残るケースや、2人、2人、3人が手を繋ぐケースも。

手を繋ぎあうスポーツなんて、フィギュアのペアぐらいで、かなり珍しい。

これの何が良いかというと…「ふ〜ん。お前、あいつと組むんだ?へぇ…」と言う王子男子や「俺はお前と組みたいんだよ!」と言う熱血男子などをイメージし、BLが捗る。創作意欲が湧きます。

道具は一切必要なし。

何だかんだで、これが一番凄いんじゃないでしょうか。野球は道具が多い事から、海外や途上国では浸透していない、という話を聞いた事がある。ボール1つで出来るサッカーの方が競技人口が多いのも必然。

ですが、カバディはサッカー以上に手軽にチームスポーツが出来るので、それこそ鬼ごっこ同様、子供達が遊びやすいです。

と、カバディの魅力を感じるルールを紹介してきましたが、カバディを見る時に楽しむポイントがこちら。

【 カバディ とは、格闘技とチームスポーツの融合】

カバディを知る人は「チームスポーツであり、格闘技でもある」と言います。その理由は…相手にタッチをすればいい、という条件。

これが意外と奥が深く“髪の毛一本”“服の繊維一本”でも触れる事ができればOKなのです。しかも、蹴りも手刀も頭突きもOKのバーリトゥード(何でもあり)ルール。

オフェンスが相手の間合いを読み、瞬時にキックorチョップでタッチをする瞬間の攻防から、格闘技の要素があると言われています。

・触るか避けるかの剣道の居合の様な緊張感。

・相手を切り裂く、空手並みの手刀。

・それを見切ったディフェンスが避ける運動神経。

そんな格闘技の魅力がたっぷり詰まった攻防がカバディの見所です。ハイキックが相手の顔面にぶち当たったら得点となり観客は熱狂します。

そして、チームスポーツの要素はどこにあるかと言うと、全員で守るディフェンスにあります。ディフェンスは、全員でオフェンスを捕獲する為、体を広げて囲い込みをする。その姿、まるで動物園の檻から逃げ出したサルを捕獲する若手市役所職員達の様。

・声を掛け合いながら、オフェンスを捕まえる息のあったコンビネーション。

・機を見てオフェンスを捕まえる、ラグビー並みのタックル。

・オフェンスを仲間同士で引っ張る、綱引き感。

と、オフェンスは格闘技の能力。ディフェンスはチームスポーツの能力がそれぞれ必要です。スポーツに自信のある人間は、全員一度、カバディをやってみるべきでしょう。

陸上10種競技がキング・オブ・スポーツとなど呼ばれていますが、カバディこそがキング・オブ・スポーツです。

本場インドには、そんなカバディのスーパープレイ集がありますので是非見て下さい。

凄い迫力ですよね。

そして、カバディにはもっと驚く事があります!

【簡単に日本代表キャプテンに会える】

月に1度、東京都内の体育館を借り、カバディの体験教室が開かれますが、待ち合わせ場所は代々木上原の駅。そこに向かうと、プラカードを持ったジャージ姿の人物が。

何とこの人、カバディ日本代表選手です。

日本代表が直々に駅まで先導してくれ流、何と豪華なアテンドでしょうか。

そして20〜30人ほどで列になって体育館に入って、着替え、準備運動を全員で行います。

その時に一緒に運動するのは日本代表のキャプテンです。

これは、サッカーで言う所の吉田麻也選手が初心者を教える様なもの。

初心者でも丁寧に教えてくれる日本代表キャプテンは下川正將選手といって、2014年から初の邦人選手としてインドのプロチーム「ユームンバ」に一時所属経験も。2015年にはリーグを制覇し、日本人唯一のプロカバディリーグ覇者となる。ポジションは守備型。

 カバディ 下川

つまり、日本男子カバディ界のパイオニア的存在が、普通にやり方を教えてくれるのです。何より良いのは、こんなマイナースポーツをやっている人達だから、パリピやヤンキーが1人も居ない。ホッとする。

これだけ理解出来れば、カバディのプロリーグの試合を一度見てほしい。その格好良さや魅力がわかるはずです。

Pro Kabaddi 2019 より

魅力を知るにはアニメ『灼熱カバディ』が最適

カバディは、スピード感とパワー感を感じられ、1発逆転が出来る事からスポーツ漫画として最適な要素を持っています。

カバディの人気漫画といえば「灼熱カバディ」。こちらもちゃんと面白いです。

カバディを知らない人にも分かりやすく解説してくれていますので、そちらを是非チェックしてみて下さい。

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漫画で読みたい方はこちらから。

いかがでしたか。

この様に、色んなモノの魅力を解説しています。

良かったらこちらもどうぞ。

これ以上知りたい人は、わかりやすく本にもまとめていますので是非チェックして下さい

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