宇宙よりも遠い場所 (そらよりもとおいばしょ)とは
宇宙よりも遠い場所 は大人が見ると、青春を思い出すパンドラBOXです。あの頃を思い出して涙が止まらなくなるので注意して下さい。
『あの花』、『けものフレンズ』などに匹敵する、日本を代表するオリジナルアニメになり得る作品となっています。
女子高生4人が南極大陸を目指す物語という、一見途方もない設定に思えるが、しっかりとした説得力とリアリティがある骨太なストーリーアニメです。
近年『ゆる☆キャン』『映像研には手を出すな』『ウマ娘。』などの“女の子がリアルに頑張る系”の令和アニメトレンドを押さえつつ、しっかりとストーリーをまとめていると言った印象です。
・第22回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査委員会推薦作品
・ニューヨークタイムズ紙にて、最も優れたテレビ番組The Best TV Shows of 2018に海外番組部門で選出。
と、海外から高い評価を得ており、もっと話題になっても良いのにと思わせる作品となっています。
何より、泣ける度数で言えば近年アニメ界のトップかもしれないほど感動するんです!
そんな宇宙よりも遠い場所は、漫画原作ではない、U-NEXTなどで見る事ができる完全オリジナルアニメです。
宇宙よりも遠い場所 を見る前に、このアニメの魅力と面白さを紹介していきます。
宇宙よりも遠い場所 の魅力は作り込みの細かさ
この話の1番の魅力は『もしも高校生が南極大陸に行くならどうすれば良いか?を教えてくれる所』だと思います。
南極に行くと言うのは簡単だけど、実際に自分が高校生の頃、行くにはどうしたら良いかなど想像した事もないでしょう。それこそ、東大へ行くより想像がつかない途方もない発想と行動力が必要な事です。
4人の女子高生は
・玉木マリ(主人公)
・小淵沢報瀬(母親が元観測隊員)
・三宅日向(コンビニバイト)
・白石結月(人気タレント)
彼女たちがどうして南極大陸に行くのか?なぜこの4人なのか?この4人じゃないとダメなのか?そんなバックボーンやパーソナルをしっかり描いてくれる事も魅力です。
そして、絵柄の細かさが本当に凄いです。1話の冒頭、主人公の玉木マリ(キマリ)の部屋は息を飲むほど精密に女子高生の部屋が描かれており、それから新幹線や駅の改札、コンビニ、南極大陸へ向かう船の内部とほとんどの背景が手を抜いていません。
絵の細かさをみているだけでも、24分間の1話が終わってしまうほどです。
更に話の進め方が、プロットやス起承転結ありきではなく、女子高生達の感情を優先させて進むから、次のシーンでどうなるか分からないのです。
だからこそ、本当に泣いてしまいます。
・小淵沢報瀬に感情移入をしてしまって。
・青春を思い出してしまって。
・三宅日向の過去を知って。
・最後のあのシーンで…
などなど、泣いてしまう理由は沢山あり、本当に涙の排出量はアニメトップクラスです。
泣きたい時に、 宇宙よりも遠い場所 を見る事を是非お勧めします。
宇宙よりも遠い場所 2期に関して
これに関しては、無いです。この4人が目標にしていた事は全13話で完結していますし、走り切ったという印象です。スピンオフ的に他のキャラクターの物語があってもおかしくはないですが、可能性は薄いでしょう。
神回は?
物語が最後の13話に向けて進んでいくので、後半部分からクライマックスの11話、12話、13話が勿論一番面白くなっています。
毎回、しっかりと1話で話を収めつつも13話まで繋がっている、尺計算で言えば完璧なアニメかもしれません。
是非、 宇宙よりも遠い場所 をチェックしてみて下さい。